令和4年度 かがり火講習会
★日 時 令和5年1月29日(日) 13時30分から15時30分
★会 場 岐阜市民福祉活動センター大会議室
★参加者 27人(講師等4人、難聴者7人、かがり火13人、おもちゃ箱2人、一般の方1人)
★テーマ 「音声認識情報について」
~話し言葉が文字になると暮らしはこう変わる~
★講 師 岐阜音声認識支援研究会 代表 豊本 めぐみ氏
UDトーク編集 日比野洋子さん、杉﨑清子さん、橋本弥生さん
★内 容
手書き情報保障、豊本さんのパワポ資料、UDトークの3種類が同時に映し出された。豊本めぐみ講師による講演は編集者3名によりUDトークでスクリーンに表出されるというもの。豊本さんの丁寧でわかりやすい説明によりUDトークの使用方法などを学び実際に会話を楽しむことができた。
UDトークのデメリット
・情報量が多すぎる。
・電波の届かないところでは使用不可。バッテリーがなくなると使用不可。
・話し方に影響される。滑舌が悪いと認識されない。
UDトークのメリット
・利用場所を選ばない。スマホだけで利用できる。
・リアルタイムな文字表示。グループトークも可能。多数の機能がある。
・第三者の手を介さないため、手軽さ、気楽さが魅力。
音声認識は様々な可能性を広げていきます。要約筆記者は、話すこと、話していることを要約してUDトークに参加していただけたらありがたいと豊本さんは、話されました。
UDトークは、コミュニケーションの「ユニバーサルデザイン」のアプリであり、使い方次第で幅広く様々な方とのコミュニケーションに活用できることを学んだ有意義な講習会でした。
【参加者の感想】
かがり火講習会「音声認識情報について」
1月 29 日に開催された音声認識情報に関する講習会に情報保障として参加しました。
UDトークは、発表された当初から存在は知っていましたが、「教育現場や議会答弁などの一言一句文字起こしが必要な場面において使われるもの」という認識でした。また、「難聴者・中途失聴者が利用するもの」とも思っていて、ずっと存在は知っていたのにアプリをダウンロードしたことはありませんでした。
今回の講習会で情報保障するにあたり、ひとまずダウンロードはしておいて、通訳をしながら使用方法を学ぼう、という感じで参加しました。
講師の豊本さんのお話をOHCで要約筆記していったのですが、同時にUDトークで表示される画面もスクリーンに出ていたので、「間違った内容を書いていないだろうか」といつもより緊張しながら通訳していました。(参加された皆様、見ていて変な通訳になっていなかったところはなかったですか?)
UDトーク以外にも多くの音声認識アプリが無料で公開されており、会話の場面ごとに得手不得手があることを初めて知りました。今まで、音声認識ソフトに無関心でしたが、いろいろダウンロードして試してみたいと思いました。
講習会のメインであるUDトー クですが、操作方法がシンプルでかつ様々な機能があることに驚きました。ずっと「日本語の音声情報を日本語で一言一句文字にする」と思っていたのですが、外国語にも変換できることを初めて知りました。また、教育現場で使われることは知っていたのですが、小学生の漢字の学習状況に合わせた表出も簡単な設定でできることはビックリでした。
市役所や会社などの窓口で、「筆談します」という表示されるようになってきていますが、実際には「書いてもらうのは大変だから」とお願いできなかったり、お願いしても筆談の準備が整っていなかったりと、あまり実施されていないのではないでしょうか。でも、このUDトークを使えば、普通に話してもらうだけで文字変換されるので、気軽に問い合わせなどができるのでは、と感じました。
私も含めて、音声認識ソフトはまだまだ知られておらず、知っていても「難聴者・中途失聴者を支援するもの」という認識の人が多いと思います。そうではなく、「誰にとっても便利なもの」という認識が広まり、利用するのが当たり前の世の中になるといいな、と思いながら、帰ってから説明を思い出しつつ自分のスマホの設定をしました。今回は通訳だったので実際に使ってみることができませんでしたので、今度は皆さんとUDトークを使ってお話ししてみたいです。
UDトーク勉強会
音声認識アプリ……行こうかどうしようかなぁ……とギリギリまで考えていました。
「○○さん、僕が喋っても認識してくれないんですよ。」
イメージとして難聴者の方が使うもの、そして誤変換が多いもの。
何回も使わせて貰ったこともあるのにその程度の認識しかなかったのです。
使わせて貰ってただけで実はインストールすらしてなかった。
なので前日慌ててインストールしてにわか勉強。
睡魔とバトって見事勝利しちょっとだけ理解したつもり……笑
それでも気付きませんでした。
UDトークは健聴者が使うものと……
今私が書いて初めて知った人絶対いるよね?笑
当日は豊本さんが講師でたくさん説明されました。
難聴者の方はほとんど使ったことがあって私より早い!!使い方も上手い!!
役に立てない私……笑
UDトーク説明でほかのアプリ紹介がなくちょっと残念。
参加した難聴者さんから
「○○さん、これいいよー!!」
と他のアプリを紹介してもらったり。
こんな場にはこのアプリ……みたいな説明もあれば良かったかなぁ?と思います。
要約筆記には要約筆記の長所がありUDトークにはUDトークの長所があります。
生活の中それぞれ難聴者の方がどちらを今使うと便利かと考えて貰えるような要約筆記を目指していこうと思いました。
手書き情報保障、パワポ資料、UDトークの3種類が同時に映し出されました
3~4人のグループに分かれ、UDトークでの会話を体験しました
3~4人のグループに分かれ、UDトークでの会話を体験しました